ウォーズマン VS バッファローマン 『キン肉マン』11巻

今となっては「ウォーズマンが強者ぁ?」というポジションですが、私がリアルタイムで読んでいた小学生の頃、ウォーズマンは鬼のような強さを誇っていました。それだけに、ウォーズマンを凌駕するバッファローマンの強さを目の当たりにしたときは、一体このバトルどうなるんだと興奮したものです。

さらに、このバトルでは、有名な「ゆでたまご理論」が登場します。
ベアークロー二刀流で100万パワー+100万パワーで200万パワー!!
いつもの2倍のジャンプがくわわって200万×2の400万パワーっ!!
そしていつもの3倍の回転をくわえれば400万×3の…
バッファローマン、おまえをうわまわる1200万パワーだーっ!!
えぇ、もちろんあり得ないですよ。
でもさ、こういうムチャクチャな理論でカベを突破してしまう『キン肉マン』ってマンガ素敵じゃない?
大人になると、四方八方が“正論”という名のカベだらけになるわけだし。
リゾット VS ドッピオ(ディアボロ)
ジョジョの奇妙な冒険 第5部『黄金の風』58巻


両者とも主人公の敵に当たります。つまり、敵 VS 敵の構図なわけです。普通のマンガでは滅多に見られないこうしたバトルがあるから、熱狂的なジョジョファンが生まれるんですね。しかも、2人ともカッコいいんだ。

リゾットはマフィア「パッショーネ」の暗殺チームのリーダー。暗殺という危険な仕事をしても見返りがないので、組織に反旗を翻します。
そして、その組織のボスがディアボロ。ディアボロはドッピオという別の人格も持っており、ドッピオのときは体型まで子供になります。まっ、そこはマンガだから。
・『ジョジョの奇妙な冒険』(※英語・中国語で紹介)
・上遠野 浩平 『恥知らずのパープルヘイズ』
・ナランチャから生きる勇気をもらった
かぐや VS 鬼丸 『YAIBA』

こちらも主人公の敵 VS 敵の構図。元々、主人公・YAIBAとライバル・鬼丸が壮絶なバトルを繰り広げていましたが、そこに月からの侵略者・かぐやが登場。圧倒的なパワーで地球を我が物にせんと立ちはだかります。作者の青山剛昌は『名探偵コナン』があまりにも有名ですが、それ以前にもこのヒット作があったということ、チビッ子は知らないかも。

大神魔王パズス VS 魔王サタン 『ゴッドサイダー』6巻(巻来功士、1987年〜1988年)


ゴルゴ13 VS ライリー 『ゴルゴ13』104巻

ライリーは米国国防総省(ペンタゴン)が人工的に生み出したバイオニック・ソルジャー。優秀な兵士を父に、世界的なアスリートを母に持つ試験管ベビーです。驚異的な運動能力を持ち、さらにドーピングを施すことで、ゴルゴ13に匹敵する能力を得ています。実際、ゴルゴ13の銃弾をかわし、さらに反撃してゴルゴ13に傷を負わせています。おそらくこんなバトルができたのは45年を超える連載で彼だけでしょう。
・『ゴルゴ13』(※英語・中国語で紹介)


渺茫 VS ジョンス・リー 『エアマスター』16巻




一方、ジョンス・リーは八極拳の使い手で、吹っ飛ばした相手でコンクリートを突き破るほど、こちらも訳のわからない強さを持っています。
闘っている間に2人が交わすセリフがいちいちアツくて、アドレナリンが大量分泌されます。
「どんな人間でも“安いプライド”があれば“戦える”んだ
何とだって! おまえとだって!!」(ジョンス・リー)


セラス VS 大尉 『HELLSING』9巻


・口元を隠すキャラは忍者やアサシン属性が多い


リヴィオ・ザ・ダブルファング VS エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル
『トライガン・マキシマム』13巻


エレンディラは美しい女性に見えますがオカマで、ムチャクチャなレベルの強さを持っています。スーツケース型のネイルカノンという武器を使い、巨大な釘を無数に放ちます。どんな仕組みなんだ、この武器?
苦戦するリヴィオでしたが、別人格のラズロが登場し反撃に転じます。


王騎 VS 龐煖 『キングダム』16巻


・秦の丞相・呂不韋が主人公の『奇貨居くべし』
・『キングダム』と『項羽と劉邦』、両方に登場する人物
・復元された銅車馬の精巧さに燃える「始皇帝と大兵馬俑」

ケニー・アッカーマン VS リヴァイ兵士長 『進撃の巨人』14巻


・ベンチャー精神が魅力の『進撃の巨人』

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