Bealemaniaが発表した声明によると、2009年5月29日にオープン以来メディアや来客者から好意的な反応があったものの、3年間の入場者数は15万人ほどで、経費をまかなえなかったそうだ。これまで赤字経営でやってきたが、これ以上の継続は困難との判断を下すしかなかったという。(2012年6月11日 BARKS)
なんか、もったいないですね。
たしかに、よっぽどの音楽ファンやビートルズマニアでなければ、下積み時代にまでは注目しないでしょうね。
そうなんです。あのビートルズにも、ドサ周りの下積み時代があったんです。
なかでも、ハンブルグは、彼らにとって縁の深い土地でした。
彼らのデビューは1962年ですが、
ハンブルグの下積み時代は、1960〜1961年の出来事になります。
右は当時の彼らの写真。
左から、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、ピート・ベスト、ポール・マッカートニー、スチュアート・サトクリフ。
まだ、リンゴ・スターはおらず、ピート・ベストがドラムを、スチュアート・サトクリフがベースを弾いていました。
この頃の話は、映画『バックビート』(1994年)を見れば、一発でわかります。
スチュアート・サトクリフを主人公にし、デビュー前でまだ何物でもないビートルズメンバーたちの不安や野心を描いた作品です。
スチュアート・サトクリフは、ジョン・レノンと同じ美術学校の出身で、ルックスも良く、画才もピカイチの優等生でした。
ジョン・レノンはとくに彼が好きで、バンドに誘い込みましたが、音楽よりは美術の道に進むことを決意し、バンドを脱退します。
しかし、将来を嘱望されていたにも関わらず、1962年に脳出血を起こし21歳で亡くなってしまいます。
ビートルズのメンバー、とくにジョン・レノンはこの悲劇を経てデビューし、世界的・歴史的スターになっていくのです。
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