イブン・バットゥータのコンテンツを作成している当サイトが、そこに行かなくていいのでしょうか?
否、あり得ません!!!
いざっ、魅惑の『イブン バトゥータ モール』へ。(注:人名はイブン・バットゥータ、モール名はイブン バトゥータと併記します)
↑『イブン バトゥータ モール』エジプトコートの入口。本物の遺跡のようなクオリティ。まさに金には糸目をつけないドバイならでは!
●メトロの線路が工事中のため、アクセスが少し面倒
『イブン バトゥータ モール』は、メトロ・レッドラインの「イブン バトゥータ モール駅」の目の前にあります。中心地「ブルジュカリファ/ドバイモール駅」から約30分で到着、とほとんどのガイドブックに書いてあるでしょう。
しかし、現時点では少し異なります、メトロ・レッドラインの工事を行っているため、直接行けないのです。「DMCC駅」で下車し、ここで無料のシャトルバスに乗ります。「To Ibn Battuta Mall Station」という表示が出ているのでそれに従って進めば乗り場に着きます。
シャトルバスは乗客がいっぱいになったら出発します。バスは大量にあるので、ほとんど待つことなく出発します。10分ほど乗ると「イブン バトゥータ モール駅」に到着。降りた場所は、戻るときの乗り場でもあるので覚えておくといいいです。
●イブン・バットゥータが旅した6つの世界観を再現!
ドバイには巨大なモールがいくつもありますが、ここも相当な広さです。しかも、ただ広いだけでなく、イブン・バットゥータが旅した6つの世界観を再現するというこだわりぶりなのです。
@エジプト コート
Aペルシャ コート
Bインド コート
C中国 コート
Dチュニジア コート
Eアンダルシア コート
Σ(゚Д゚) 外装も内装も14世紀の街並みを再現しており、まるでテーマパーク。お金があるドバイでなきゃ、こんな豪華なものは作れません。
インド コートにそびえ立つ象と王様→
天球の上に立つ青い服を着た人物こそ、イブン・バットゥータ。彼が来場者を出迎えてくれるなんて胸アツ。
実物はエジプト コートにあります。 ↓↓↓
●「世界一美しいスターバックス」は、ペルシャ コートにある!
この巨大モールは中心部から離れたところにあるため、団体ツアーのコースに組み込まれることはありません。それでも、ここを訪れたいと願っている観光客は多いです。それはなぜか?
そんなにイブン・バットゥータに思いを馳せたいのか? (;^ω^) いやっ、それでワクワクするのは私みたいな歴史ファンか、イスラム教徒の方ぐらいでしょう。
正解は「世界一美しいスターバックス」があるから。それはペルシャ コートにあり、モールのちょうど中央に位置しています。スタバファンというわけではありませんが、行ってみましょう!
↑ペルシャ コートの中。Σ(゚Д゚) モールの中に街並みが再現されとる!日本でも「新横浜ラーメン博物館」がこんな感じですが、モール全体をこうしてしまうとはドバイマネー恐るべし!
↓そして、中央部に到着。出てきたぞ!「世界一美しいスターバックス」がっ!!! 写真はスクロールして見てくだされ。
↑ Σ(゚Д゚) なんじゃこりゃ〜という迫力ですよ。ペルシャ宮殿の中にあるカフェというコンセプトなんですな。発想もぶっ飛んでるし、細部まで再現できちゃうマネーも凄い。
●二重の意味で重要な「中国 コート」
6つのコートの中には、「中国 コート」もあります。イブン・バットゥータはトゥグルグ朝インドの使者として中国(当時は元朝末期)にも派遣されたので、このコートがあるのは自然なことなのですが・・・、もう一つ重要な意味があると思います。
それは中国人観光客に対するセールスです。経済発展を遂げた中国では海外旅行が大ブームとなっており、ここドバイにも大勢の中国人観光客が来ています。そして、その爆買いパワーはもともとお金持ちのドバイでも大歓迎されています。
↑中国 コートの中央部。バカみたいな広さの真ん中に14世紀の帆船が置かれています。あまりのスケールの巨大さにクラクラすること受け合いです。
『イブン バトゥータ モール』、ドバイ旅行の際にはぜひ訪れてみてください。
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