
昨日が『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の上映最終日(千秋楽)。そして大ヒットを記念して、豪華出演者たちによるフィナーレ舞台挨拶が丸の内ピカデリーで開催。なんと友人のご好意により、奇跡的に参加することができました。
出演者は4人。まずは古谷徹さん。アムロ・レイの声優を40年以上続けている、生ける伝説です。最近の若い層には、もうひとりのアムロである安室徹(名探偵コナン)の方が有名かもしれません。
次が武内駿輔さん。ククルス・ドアンの声が渋すぎて、てっきり30代以上の声優さんかと思ったら、20代前半のイケメンでビックリ!
そしてガンダムソングの常連、主題歌を担当した森口博子さん。声も容姿も昔とほとんど変わっていないのはなぜ? 時間が止まっているのか?
最後はキャラクターデザイン、さらには監督まで務めた安彦良和さん。74歳になってもなお、作品づくりをする姿勢に驚きます!

皆さん総じて若々しい。単なる焼き直しや懐古趣味ではなく、現代の情報や価値観を取り込んだ上で再構築しているのが凄い。おかげで原作の価値を損なうことなく、みずみずしい作品に生まれ変わっています。そして、4人とも口を揃えて話していたのが、「自分にとって、ガンダムはもはや単なる仕事ではなくなっており、人生そのもの」というひとこと。わかります。私たちの世代なら、その巨大なインパクトをよく理解できます。
そして、安彦監督の「知り合いのお孫さんから手紙をもらったことが嬉しかった」という言葉も印象的でした。それだけ、つねに新しい年代のファン層が生まれているということですね。自分も仕事をするからには、この方々のように常に挑戦的でありたいと心に刻み、劇場を後にしました。
ちなみに、まさかの映画化が実現した本作は、『機動戦士ガンダム』第15話「ククルス・ドアンの島」を翻案したものです。いい話ながらも、よもや独立して映画化するなんて誰も思っていなかったのに、20年以上も前に映画化を予言していたマンガがあります。
それが『かってに改蔵』(久米田康治)。

このネタは1999年7月に書かれたもの。久米田先生の感性が天才的であることは疑いようのないことですが、改めて凄さを感じます。
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