2020年東京オリンピック、何から何までバタバタしていますね。一連の現象は、やはりネットの普及によって、さまざまな情報が世間にも開示されるようになったから起こっているのだと思います。
おそらく、「とある筋」にウン億円の口利き料を支払うのは、どこの国も、いつの時代もやっていたことだと思います。しかし、かつては一般の人々がその詳細を知る手段などはありませんでした。それが最近は、裏で隠れてやっていることですら漏れて聞こえてきてしまう時代なのです。
真偽のほどはわかりませんが、現在「電通」という広告代理店の名前が上がっています。ネット上では、すっかり「悪の黒幕」というイメージが定着しちゃっている電通ですが、はるか前からオリンピックや万博の案件を担当してきました(「独占」とか「牛耳る」とか書くとさらに黒幕度が上がってしまうので、ここでは「担当」にしておく)。
●つくば科学万博を巡るエピソード
『ゴルゴ13 第66巻 シーザーの眼』にも、広告代理店と万博を巡るエピソードが描かれています。時代は1985年。我々世代には光り輝く想い出の「つくば科学万博」が舞台です。
大手広告代理店「博通」(元ネタがわかりやすい (;^ω^))のやり手営業マンである鎌田は、直属上司からの特命を受けて、電気企業「シーザー電子」に出向を命じられます。シーザー電子も、つくば科学万博に出展する企業のひとつ。
しかし、彼の周りにはKGB(ソ連のスパイ組織)や警視庁外事一課(要するに公安)、そしてゴルゴ13という物騒な人たちの影が・・・。
これを読むと、広告代理店の仕事というのは、外部に情報が漏れないように超秘密主義であることがわかります。鎌田も同じ会社の同僚にさえ情報を漏らさないよう、万博会場に引きこもって広告宣伝に関する仕事をしていました。こうした秘密主義が、悪くすると「暗躍」、「利益誘導」にとらえられてしまうんですね。
いずれにしてもKGB、公安、ゴルゴ13に絡むような仕事は、絶対にしたくないものです。
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