これを機に夏目漱石の原作(1906年)も読んでみてください。
不朽の名作とはまさにその通りで、まったく古さがありません。どの時代の職場にも、いけ好かない上司(赤シャツ、演:及川光博)、その太鼓持ち(野だいこ、演:八嶋智人)はいるもの。そんな奴らを頼もしい同僚(山嵐、演:古田新太)と組んで仕返しをする。昔『坊っちゃん』、今『半沢直樹』。人間の営みは、100年経っても大して変わってないと思うばかりです。
本作は日本を代表する文学作品ですから、多数の外国語に翻訳されています。とはいえ、本作を一番よく理解できるのは、やはり職場環境に一喜一憂せざるを得ない日本人でしょうね。転職することが当たり前の海外では、深刻に嫌になる前にすぐ辞めちゃうでしょうし。職場で発生する悲喜こもごもはピンと来ないかもしれません。
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