
煽り文句の「300 VS 1,000,000」がアツイですよね〜。そんなバカげた戦いあるかよと思うかもしれませんが、これは史実です。
世界史の教科書にも載っている「テルモピレーの戦い」(紀元前480年)というやつです。
破竹の快進撃を続け、どんどん版図を拡大していたアケメネス朝ペルシア。
クセルクセス1世(演:ロドリゴ・サントロ)はギリシアをも手中に収めようと野心を抱きます。
実際に当時の世界地図を見てみましょう(地図出典:ワールド・ヒストリカル・アトラス)。

Σ(゚Д゚; 冗談みたいに広大な領土です。現在のイランから興ったアケネメス朝は、連戦連勝によってオリエント世界を統一し、こんなに巨大な領土を築いていたのでした。
後に大帝国を築き、アケネメス朝を滅亡させるマケドニアはまだまだ小国。ローマも共和制になったばかりで、外征できるほどの力はありません。この時代の王者はアケネメス朝ペルシアであり、その猛威の前にギリシアは風前の灯火でした。
しかし、ギリシアは降伏どころか戦う決意を表明します。
率いるのはスパルタ王レオニダス1世(演:ジェラルド・バトラー)。
スパルタといえば「スパルタ教育」の語源にもなった国。その常軌を逸した訓練方法は、映画にも出てきます。王族の子供であろうとも、雪山に放り出して狼と戦わせるとか、オソロシス。
それでも、そうした厳しい訓練を耐え抜いた若者は、屈強なマッチョマンに変貌を遂げます。
皆さん、腹筋割れすぎ!! ちなみにあの腹筋はCGではなく、本当にトレーニングをしてムキムキになったそうです。まさにペルシア軍が何ほどのものぞ、かかってこいやぁ〜!!
とはいえ、いくらマッチョマンでも300人では100万に勝てるわけありません。さすがにわかってます。そこで、地形を利用した戦術を考えます。それが「テルモピレー」(「熱い門」という意味)でした。ここは山と海に挟まれた要衝。ここにペルシア軍を誘い込んで、戦おうというのです。
さぁ、その結果はいかに。アクション満載でとっても面白い映画なので、ぜひご覧ください!!
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