
織田裕二が主演した『BEST GUY』(1990年)などは、誰がどう見ても『トップガン』(1986年)・・・。
公開当時、関係者たちは「日本版『トップガン』を目指して作りました!」と公言していたので、これはパクリというよりは、“インスパイア文化”に当てはまるのかな(汗)。
航空自衛隊の撮影協力もあり、邦画としてはかなり頑張っていた部類。それでも航空シーンは特撮による合成を行っています。これは日本で撮影する場合、法的にも予算的にもどうしようもありません。でも、なんだか『ウルトラマン』の戦闘シーンに見えてしまう。とても『トップガン』と張れるような作品ではありません。
そんで、オシャレなバーで繰り広げられる、オシャレな会話。
普段、日本人がやりそうもない行動を見せられると、全身から汗が出るほどこっ恥ずかしい。汗が出過ぎてダイエットになるんちゃう?
昔の映画やドラマなんて、こんなもんばっかだったんですよ。日本人にとって、アメリカがキラキラ輝いて見えていたんですね。
それがバブル崩壊後は、質素な暮らしの中に日本人らしさを発見して、オリジナリティ豊富な作品も出てきました。そうした日本的なものが、逆に海外で受けていたりしてね。そう考えれば、日本は経済的には後退したけど、文化的には前進したんじゃないかな。
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