
大河ドラマのマンネリを打破するため、NHKは1993年〜1994年に大改革を実施。以下の三つがそれです。
・第一弾『琉球の風』
・第二弾『炎立つ』
・第三弾『花の乱』
戦国時代や幕末ではない、これまで描かれなかった時代。
京都や江戸ではない、これまで描かれなかった地域。
1年ではなく、半年という放送スタイル。
すべてが斬新で、歴史ファンには堪らないものがありました。しかし、一般の視聴者にはかなり不評で大失敗。以降は無難ながらも新しさを出していく涙ぐましい努力の時代を迎えます。
この『八代将軍吉宗』は、「徳川さん家のホーム&コメディ大河」という軽いノリを出すことに工夫しました。そして、これが大当たり。江戸時代中期という王道ではない時代にも関わらず、視聴率が回復したのです。この成功によって、なんとなく軽いタッチが大河ドラマのデフォルトになっていきます。
★関連記事
・大河ドラマレビュー一覧
![]() | 新品価格 |
