ちょうど30年前の1984年3月11日に映画『風の谷のナウシカ』が公開されました。自然の脅威を描いた作品が、奇しくも3月11日に公開されていたんですね。
ところで、ナウシカには映画版と原作版(全7巻)
さて、私は原作版にしか登場しないナムリスというキャラクターが好きです。終盤に登場するので、知らない人は多いかもしれません。
彼は土鬼(ドルク)諸侯国連合帝国の神聖皇帝。
原作版では、この土鬼帝国と皇女クシャナがいるトルメキアの二大帝国が戦争し、それに風の谷が巻き込まれていくという設定が追加されました。
ナムリスは皇帝でありながら、100年間も実権を弟に奪われてきました。弟には超能力があり、ナムリスにはなかったためです。長年絶望の中にいたナムリスはいつしか狂気に支配され、他人の命は元より自分の命さえどうでもよくなっていました。彼は100歳を超えているのに、顔が若いでしょう。これこそ「命がどうでもよくなった」ことの象徴。不死身のヒドラの肉体を移植して、若返っているのです。この移植手術は成功率が低く、失敗すれば死ぬのですが、彼はその当たりがどうてもよくなっていたため、手術に成功したのです。
そして、実権を奪っていた弟がナウシカに追い詰められたときにとどめを刺し、ついにナムリスは表舞台に登場します。今まで抑圧されていたものがイッ気に噴火するエネルギーは圧倒的。宮崎駿監督が若く最もエネルギッシュだったときの作品ですからね。スゴくて当然です。この部分、映像化してほしいなぁ。
俺のおそれることは
ただひとつ
この血を一度も
たぎらせることなく
終わることだ
際立った存在感を放つ悪役のナムリス。まだご存じない方は、ぜひ原作版をお読みください。
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1984年、安田成美の歌手デビュー作。当時は歌唱力が散々ということで黒歴史化。とはいえ、CD音源で聞くと普通に良い曲。だって作曲は細野晴臣ですもの。
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クレモンティーヌによる「風の谷のナウシカ」フランス語カバー(2010年)。シャレオツ過ぎ。これで紅茶を飲んだら、セレブな気分になれます。フランス人がやたらと日本のマンガが好きなのはこういう人のおかげかも。
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ラベル:カバー曲古今東西






