一般的に文章が終わるときには終止形が用いられます。
花咲きけり(花が咲いた)
ところが古文では、文中に以下の係助詞が用いられると文末が変化するのです。
この決まりを「係り結びの法則」といいます。“係り”とは係助詞のこと。“結び”とは文末のことを指しています。
係助詞「ぞ・なむ」(強意を付加)→連体形に変化
花ぞ咲きける(花が咲いた)
花なむ咲きける(花が咲いた)
係助詞「や・か」(疑問・反語を付加)→連体形に変化
花や咲きける(花が咲いたか?)
何の花か咲きける(何の花が咲いたか?)
係助詞「こそ」(強意を付加)→已然形に変化
花こそ咲きけれ(花こそ咲いた)
★関連記事
・百人一首一覧
ラベル:日本語