2013年11月16日

百人一首79 左京大夫顕輔

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秋風に たなびく雲の 絶えまより
 もれ出づる月の 影のさやけさ

★歌意
秋風が吹いて、たなびいている雲の切れ目から、もれ出てくる月の光は、なんと明るく澄みきっていることよ。


★解説
「秋風に」→「に」は<〜によって>の意の理由を表す格助詞。
「たなびく」→横に長く引いている意。
「絶え間」→切れ間のこと。
「月の影」→月の光のこと。
「さやけさ」→明るく澄み切っていること。


★人物
左京大夫顕輔(藤原顕輔)(ふじわら の あきすけ、1090年〜1155年)
藤原顕季の三男。藤原清輔(84番)の父。1144年(54歳)に崇徳院(77番)から受けた命によって、勅撰集を編さん。1151年(61歳)に『詞花和歌集』を完成させました。

経歴
公卿前
10歳:白河上皇の院判官代。 以後、加賀守や中務権大輔を歴任。 28歳:<正四位下> 40歳:中宮亮
公卿後 
47歳:<従三位> 49歳:左京大夫。 58歳:<正三位> 66歳:死去。


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posted by すぱあく at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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