2013年10月02日

百人一首71 大納言経信

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夕されば 門田の稲葉 おとづれて
 芦のまろ屋に 秋風ぞ吹く

★歌意
夕方になると、秋風が家の前の田の稲葉にそよそよと音をたてて吹き、その風が芦で葺いた仮小屋にも吹き渡ってくることだ。


★解説
「夕されば」→夕方がやってくると。
「門田の稲葉」→「門田」は家の前の田。
「おとづれて」→音をたててやってくる。
「芦のまろ屋」→芦で葺いた粗末な家。
「秋風ぞ吹く」→「ぞ」は強意の係助詞。


★人物
大納言経信(源経信)(みなもと の つねのぶ、1016年〜1097年)
詩歌・管絃に秀で、有職故実にも通じ、順調に出世した人生でした。
参議(51歳)→<従三位>東宮権大夫(53歳)→<正三位>(55歳)→<正二位>(61歳)→大納言(75歳)→大宰権帥(78歳)→死去(82歳)


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posted by すぱあく at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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