2013年06月11日

百人一首49 大中臣能宣朝臣

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みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え
 昼は消えつつ ものをこそ思へ

★歌意
皇居の御門を守る兵士のたくかがり火の(夜は赤々と燃えて昼は消えている)ように、(私の心の恋の炎も)夜は燃え上がり、昼は心が消え入るばかり思い嘆くこの頃で、深い物思いに沈んでいることだ。


★解説
「みかきもり(御垣守)」は、皇居の多くの門を警護する人のこと。
「衛士」も兵士のことなので、「御垣守である兵士」のことを表します。
かがり火は夜は激しく燃えるものの、昼間は火がついておらず静かです。その対照的な様子は、まるで恋の炎の激情と憂鬱のようだと例えています。


★人物
大中臣能宣(おおなかとみ の よしのぶ、921年〜991年)
三十六歌仙の一人で、最終官位は正四位下・祭主・神祇大副。祭主というのは伊勢神宮の神官の長のことです。
「大中臣氏」も、中臣(藤原)鎌足の末裔です。中臣氏は代々、神事を司る家系でした。
鎌足の子・不比等が藤原氏となっていった一方で、中臣氏も神事を司る家系として残り、一部は「大中臣氏」になったんですね。


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posted by すぱあく at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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