2013年04月17日

レスリー・チャン没後10年ということで、『男たちの挽歌』について語る

resuly.jpg2003年、香港スターのレスリー・チャン(張国栄)が、衝撃の飛び降り自殺をしてから10年が経ちました。中世的な怪しい雰囲気が人気を呼び、国際的な活躍をしていましたが、心には様々な苦しみがあったのかもしれません。


さて今回は、彼の出世作となった『男たちの挽歌』(原題:英雄本色、1986年)について語りたいと思います。カンフー映画、武侠映画、コメディ映画などが主流だった香港映画の世界に新風を巻き起こした歴史的な作品です。スタイリッシュなガンアクションは「香港ノワール」と呼ばれ、大ブームとなりました。



yunfa.jpg本作でレスリー・チャンはブレイクしたわけですが、もう一人忘れてはいけないのが
チョウ・ユンファ(周潤發)です。

彼も本作でブレイクし、その後は立て続けに映画に出演して「亜洲影帝」(アジア映画王)と呼ばれるようになりました。今では、ハリウッド映画にも出演するなど世界的俳優に上り詰めています。

それにしても、若いころのチョウ・ユンファは劇団ひとりに激似です




さらに重要なのは、本作をキッカケに香港映画の第一人者になったジョン・ウー(呉 宇森)監督です。彼の作品のほとんどには、<1>鳩の群れ、<2>二丁拳銃、<3>拳銃を向け合う2人(メキシカン・スタンドオフ)というシーンが盛り込まれていますが、この『男たちの挽歌』が初登場ではないかと思われます。
jhon-woo-movie2.jpg


このジョン・ウー節は、世界中の監督たちにインパクトを与えており、クエンティン・タランティーノなどはよく自分の映画に取り入れています。


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posted by すぱあく at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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