2013年04月10日

超ド級の「ド」って何?

超ド級(漢字だと超弩級)という言葉があります。語感がとても勇ましいです。
それにしても、超ド級の「ド」って何なんでしょう?。

実はこれ漢字(日本・中国)由来の言葉ではなく、イギリスの大型戦艦ドレッドノート(dreadnought)の「ド」から
来てるんです。

dreadnought.JPG「ドレッドノート」は1906年に建造されました。名前の「dreadnought」は「恐いものなし」を意味します。

当時としては巨大で圧倒的な戦力を誇っていました。こいつの登場で、これまでの戦艦がすべて「旧式」になってしまったほどです。

そのため、ドレッドノートに続いて建造された戦艦は「超弩級艦」と呼ばれました。これが語源となり、圧倒的なことの意味で「弩級」
「超弩級」の語が使われるようになった
わけです。


ですが、注意が必要なのは、「どアホ」や「どでかい」、「ど真ん中」といった言葉です。
これらの言葉は、ドレッドノートが完成した1906年以前からも使用されていました。
そうです。これは関西弁による強調表現なんですね。
もちろんドレッドノートとは関係ありません。


★関連記事
イギリス史 年代別記事一覧


1/350 イギリス海軍戦艦 HMS ドレッドノート 1915

新品価格
¥6,073から
(2013/4/10 10:38時点)


ラベル:日本語
posted by すぱあく at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック