いろいろ出してみましたが、性格面での共通点はあまりないようです。
ただ、あえて共通点を上げるとすれば、
顔を隠すには何らかの理由があり、過去や素性が謎に包まれているケースが多いということですね。
それだけ、物語の重要な位置を占めるキャラクターがほとんどです。

●ベルク・カッツェ:『科学忍者隊ガッチャマン』

存在感バツグンの悪役。オカマで不利になるとスタコラ逃げる。そのくせIQ280の超天才。しかし、その正体は人工的に作られた雌雄同体のミュータントという哀しい存在でもありました。今夏の実写版では誰がやるんでしょう? この役。
●学帽政(がくぼう・まさ):『私立極道高校』


つねに学帽を被っていますが、素顔も二枚目の男のなかの男。一応高校生ですが、ほとんど抗争に明け暮れています。武道館で開催した全国の不良が集まる『全日本突張大会』は爆笑モノです。基本はギャグマンガです。
●シャア・アズナブル:『機動戦士ガンダム』

「口元だけを出しているキャラ」の代表選手。素顔を隠しているのは、父を暗殺したザビ家に復讐するため。そして、ザビ家が牛耳るジオン軍に入隊し、大佐まで昇り詰めます。ガルマとキシリアを暗殺し、本懐を遂げます。
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●星 紅(ほし・くれない):『吼えろペン』

こんな恰好をしていますが女性です。しかも、大手出版社のマンガ編集部デスクで、超有能なキャリアウーマン。仕事だけでなく、戦闘力もかなり高く、飛びひざ蹴りの威力は絶大・・・。って何のマンガだ、これ?
●赤影:『仮面の忍者 赤影』

何度もドラマ・映画・アニメ化した日本を代表する忍者マンガの主人公です。マンガ版は割と正統派ですが、実写版には怪獣やUFOまで登場し、もう何でもありです。
●宮本恒靖(みやもと・つねやす):元サッカー日本代表、1995年〜2011年
2002年日韓ワールドカップのときのツネ様。負傷した鼻をガードするために付けたマスクですが、インパクト絶大でしたね。素がイケメンのため、マスク姿までイケメン。この姿によって、欧州にも女性ファンが増えたというから凄すぎます。
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●ライダーマン:『仮面ライダーV3』

秘密結社デストロンの科学者だった結城丈二が改造された姿。他のライダーと異なり、腕の部分だけが改造されています。そのため、ライダーの中では弱い方。怪人相手に苦戦することもありました。
●ブロッケンJr.:『キン肉マン』(ゆでたまご、1979年〜1987年)
ブロッケン一族は生まれたときは人間で、一人前と認められた者がドクロの徽章を付けて超人になります。そのため徽章を外すと人間に戻ってしまいます。以上、これらはゆでたまご先生お得意の「後付け」ってやつです。
●サイクロップス:『X-MEN』

アメコミのほとんどが「口元だけを出しているキャラ」なんですが、代表してXメンのリーダーに登場願いました。事故の影響で常に眼から光線を出っ放しになったので、サングラスを常時かけています。
●志々雄真実:『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』

幕末の頃は長州派の志士でしたが、味方から危険視され暗殺されかかります。全身に大火傷を負いながらも生き延び、維新後は明治政府を転覆させるため一大組織を創設しました。凄まじい戦闘力の持ち主です。
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