新シリーズが好調のため、ファーストの方も見直されています。

ファーストは私も子供のときに見ていました。その頃は当然わからなかったけど、このアニメはかなり「大人の事情」に翻弄された作品でした。
まず、放映時間が昼の2時ってなんだよ? 誰を対象にしているの?
でも、そこしか枠が取れなかった大人の事情がきっとあるんでしょうね。
また、アニメ後半の作画の酷さときたら・・・。紙芝居かと思うほどカクカクしていてね。子供でも「大人の仕事って大変なんだな」と思わざるを得ない酷さでした。
それでも名作として歴史に名を残しているのは、ストーリー、画質ともにそれまでのロボットアニメとは一線を画するほどクオリティが高かったからです。
今でも記憶に残っているのが、映画版『愛・おぼえていますか』でのマックスとミリアの空中戦。
作中最強パイロット同士の空中戦だけあって、息をつく暇もないほどのスリルさでした。あれを超えるシーンを作るのは、今でも難しいのでは。
戦闘シーンで流れたBGM『ドッグファイター』もサイコーでした。この曲も含め、全般的に音楽を担当したのは、なんと羽田健太郎氏。現代音楽界の重鎮です。このキャスティングを見ても、本作がいかに野心的なものであったのかがわかります。
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