2013年01月28日

口元を隠すキャラは忍者やアサシン属性が多い

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Aは口元を隠した顔で、Bは目元を隠した顔です。2つの顔を比較してみます。
Aは目だけが見えていますが、喜怒哀楽の表情がわかりません。Bはその逆です。

このように口元を隠すと表情が読みとれないため、マンガでは忍者やアサシン(暗殺者)のように闇の仕事を粛々とこなす、そんなキャラに設定されることが多いようです。

寡黙ながら仕事をキチッとこなすタイプとして描かれるため、カカシ先生や大尉のような人気キャラが多いです。
その一方で、フェイタンやキシリア・ザビのように血も涙もない、冷酷なキャラも多いみたいですね。

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●はたけカカシ:『NARUTO』(岸本斉史、1999年〜)
主人公ナルトの師匠で百戦錬磨の忍者。親友のオビトが戦死した際に移植した“写輪眼”が特徴。連載初期から現在に至るまで一貫して人気の高いキャラです。


●卍丸(まんじまる):『魁!!男塾』(宮下あきら、1985年〜1991年)
男塾三号生で男塾死天王のひとり。暗殺拳・魍魎拳の使い手で、素早く動いて分身の術もできちゃいます。モヒカンの中にはブーメランが仕込まれています。ウルトラセブンかよっ!!


●キシリア・ザビ:『機動戦士ガンダム』(サンライズ、1979年〜1980年)
ファーストガンダムにおけるラスボス・ザビ家。その長女で階級は少将。ガンダムの登場人物は皆フケ顔ですが、キシリアも24歳という驚愕の事実。兄のギレンを射殺した後、今度は自分がシャアのバズ―カーで吹っ飛ばされます。


●大尉:『HELLSING』(平野耕太、1998年〜2009年)
寡黙なナチスドイツ軍人。劇中では本名が語られず、皆から「大尉」と呼ばれています。彼は人間ではなく人狼(ヴェアヴォルフ)のため狼に変身しますが、そのとき凄まじい戦闘力となります。


●金色姫(こんじきひめ):『貧乏神が!』(助野嘉昭、2008年〜)
高天原(たかまがはら)から来た神様のひとり。蚕神なので糸を出して相手を縛り付けたりします。元ネタになっている蚕神が東北地方で信仰されている神様のためか、「オイラ」とか「んだっ」といった東北なまりで話します。


●鴉(からす):『幽☆遊☆白書』(冨樫義博、1990年〜1994年)
人間ではなく妖怪で、血も涙もない冷酷系です。妖気を素に爆弾を作り出せます。本気モードになると口から火を吐きます。物騒なので普段はマスクをつけています。


●フェイタン:『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博、1998年〜)
無敵の強さを誇る悪の集団「幻影旅団」の一人。血も涙もない冷酷系ですが、エライ人気のあるキャラです。やはり幻影旅団って浪漫を感じますよねぇ。悪なのにメンバーみんなが魅力的です。


●ヴィンセント・ヴァレンタイン:『ファイナルファンタジーVII』(スクウェア・エニックス、1997年)
人体実験によって不老不死&怪物への変身能力を身に付けてしまった悲劇の人。人気が高いキャラのため、彼が主人公の『ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-』という作品も出ました。


●アーロン:『ファイナルファンタジー]』(スクウェア・エニックス、2001年)
巨大な太刀を持った戦士。35歳にしては白髪がちょっと多いですね。それだけ壮絶な死闘を経てきたわけで、すでに一回死んでます。渋さバツグンで、外国の方がコスプレするほど人気の高いキャラクターです。


●ドロロ:『ケロロ軍曹』(吉崎観音、1999年〜)
アサシンでかなりの戦闘力の持ち主。ケロロ小隊では一番の常識人ですが、それゆえに影が薄いのが悩みの種。地球では忍者の小雪ちゃんの家に居候しています。


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ラベル:忍者
posted by すぱあく at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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