ギャラクシアン・エクスプロージョン(双子座のサガさん)



黄金聖闘士の筆頭。一方は神の人格で一方は悪魔の人格と本人も悩み苦しむほど厄介な二重人格の持ち主。本物の教皇を殺害して長い間皆さんを騙していました。必殺技ギャラクシアン・エクスプロージョンは、サガさん曰く「銀河の星々をも砕くほどの破壊力」とのこと。
そんな物騒なもんを2発喰らっても粉々にならないフェニックス一騎さんの頑丈さの方がどうかしていると思います。ちなみに星矢も1発喰らっていますが生きていました。
飛天御剣流 九頭龍閃(比古清十郎さん)



主人公・緋村剣心の師匠で作中最強の人物。九頭龍閃(くずりゅうせん)は、剣術の基本である9つの斬撃を同時に繰り出す技だとか。同時に9つって時点で反則ですね。名ゼリフは「過ぎた強さってのは、時として周囲に「卑怯」と取られることがある。・・・だが今日は違う
お前が全力を出しても倒せない男が、こうして目の前に立ってやっているんだぜ」
封神剣極限奥義!!!! 秒殺閃空地獄極楽断!!!!!(ラーズさん)



竜戦士の呪いによってチビ竜にさせられていた王子様。復活してからはこの強さ。人間絶滅の命を下した神の軍勢にも善戦するほどでした。ちなみに、このマンガは休載を繰り返してまだ未完です。連載24年目にして刊行された単行本は27巻。一方、はるか遅くに連載がはじまった『ONE PIECE』の単行本はすでに68巻に達しているのに・・・。凄まじい画力を持っているのにもったいない。
マキシマム・バスター・タイフォーン(ログナーさん)



この作品はSFと神話が混ざった感じなので、登場人物は神、悪魔、サイボーグ、魔法使いなどなんでもござれなんですが、なかでもログナーさんは死んでも記憶を引き継いでクローン再生できるという御仁です。なんじゃそりゃ。この作品も連載スピードが亀の歩みのように遅く、連載26年目にして単行本はわずかに12巻。読者がストーリーを脳内補完しなければならないため、「好き」という人と「超イミフ」という人にハッキリわかれてしまいます。
これらの圧倒的なエフェクトを見ると、日本のマンガの表現力の高さに感動します。

それにしても、本来のお国柄でいえばアメリカの方がハデ好きなのになぜなんでしょう?
その理由として、日本のマンガは良くも悪くも生存競争が激しいことが挙げられます。
超絶エフェクトの第一人者である車田正美は、「『週刊少年ジャンプ』の激しい生存競争で生き残るために、いかに読者を驚かせるかを考えていた」と言っています。
逆に、今のように一部の人気作品を除いて全体的にマンガが売れない時代にあっては、生存競争の原理が薄れます。そのためか、たしかに最近はエフェクトが激しいマンガが少なくなってきているようです。
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