2012年07月26日

百人一首3  柿本人麻呂

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あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
 ながながし夜を ひとりかも寝む

★歌意
(山鳥のたれ下がった尾のように)長い長いこの秋の夜を、私はひとりで寝なければならないのだろうかなあ。


★解説
「あしびきの」→山にかかる枕詞。
「山鳥」→キジ科の鳥で、オスとメスは夜間は谷を隔てて別々に寝るという伝承があった。そのため、古典文学では「ひとり寝」の例えとして用いられる。この歌でも恋しい人を待つ秋の夜長の「寂しさ」の象徴となっている。
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「しだり尾の」→長く垂れ下がった尾。
「ひとりかも寝む」→“か〜寝む”は係り結びの法則






★人物
柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ、660年頃〜720年頃)
同時代の史料に根拠となる記述がないため、不明なことが多い人物です。下級官吏だったといわれています。


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・山鳥は中国語で[瞿鸟]雉 qúzhì →中国語単語 鳥類


posted by すぱあく at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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