夏場の節電対策を目的としたスーパークールビズが政府主導ではじまります。なんとジーパン、ポロシャツ、サンダルまでOKになるという。これはとても素晴らしいことだと思います。
私は常々スーツやネクタイは日本の風土に合わないと思っていました。
梅雨の季節に蒸し風呂みたいな電車に乗っている社会人ならば、この気持ちわかりますよね。
そもそも、エアコンなんて高度成長期までなかったんですよ。それでも生活できたのは、日本の風土にあった格好をしていたからです。つまり、和服、浴衣、下駄、草履、雪駄などの通気性が高いものです。
しかし、文明開化、脱亜入欧といって欧米社会のスーツやネクタイ、革靴などが「文明人の証拠」ということになり、日本に普及します。しかし、あれって日本の風土にまったく合っていません。

江戸時代より以前は、水虫に悩む人もそんなにいなかったそうです。しかし、靴を履くようになってから水虫にかかる人が急増します。水虫の原因である白癬菌は、湿度と温度の高いところを好むため、靴の中はその温床になるわけです。
この「スーパークールビズ」は節電が目的で始めるものですが、日本が本来持っていた生活スタイルを見直すキッカケにもなってほしいと願っています。
いと涼し