東本願寺では、1969年に「お東騒動」と呼ばれる内紛が起こります。法主を継承する大谷家とそれを擁護する保守派 VS 改革派といった対立です。その結果、4派に分裂してしましまいました。
1 真宗大谷派(通称:東本願寺)
2 浄土真宗東本願寺派(通称:浅草本願寺)
3 本願寺(通称:東山上花山本願寺)
4 本願寺(通称:嵯峨野本願寺)
浅草本願寺をさらに詳しく見ていきます。起源は本願寺が東西に分かれて間もなくの1651年(慶安4年)、教如(東本願寺第12世)が神田に建立したのが始まりです。その後、京都の東本願寺の別院となりました。1657年(明暦3年)、明暦の大火により焼失し、今の浅草に移転します。地元住民からは「浅草本願寺」と呼ばれるようになり、その伽藍は葛飾北斎の『富嶽三十六景』に「東都浅草本願寺」として描かれました。


さて、最後の最後にお知らせです。実は今年は親鸞の750回忌にあたり、浄土真宗にとって記念すべき年なのです。「親鸞展」も開催されており、親鸞の公式フィギュアまで制作されています。

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