実は芸歴が長く、ひと足先に売れっ子になった後輩芸人に遅れて、ようやくお茶の間になじんできました。
芸人さんの道は厳しいですよね。
新品価格 |
サバンナといえば、「ヘタレ芸人」の高橋茂雄さんの方がよく出ていますが、今日のブログで書きたいのは、相方の八木真澄さんのことです。
八木さんは、芸人仲間たちからも「天然」といわれていますが、その天然ぶりは相当なもののようです。
ただ、立命館大学卒という学歴から見ても、まったくのアホではなく、むしろインテリだと思います。
彼は以前、『人志松本の○○な話』という番組でこんなことをいっていました。
「なんで歴史の授業って、石器時代からはじまるんですかね。
自分たちにもっとも身近な時代から勉強して、最後に石器時代に行った方がいいと思います」
うぬぅ。これは金言ではないでしょうか。
私たちは一般的に近現代史のことについて、あまりよく知りません。なぜなら授業では、ほとんど習わないからです。受験でも出題範囲があまり広くないため、教える時間が少ないです。
おかげで、「なぜ第一次世界大戦が起こったのか」
「どうしてユーゴスラビアが内戦を起こしたのか」
「スペインが王政なのはなぜ」といったことをよく知らないで卒業します。
日本史でも、5代前の首相をいえる人はかなり少ないのではないでしょうか。
どっちがいい、悪いとはいいません。ただ、近現代史からさかのぼって勉強していくというのもアリだと思います。
事実、私たちみたいな歴史ファンはともかく、歴史が大ッ嫌いという人もいます。
彼らからすると、「織田信長もナポレオンも今の俺には関係がない。なんで、暗記することがあんなに山ほどあるのだ」と憤慨します。
しかし、彼らも現代と歴史のつながりを発見したとき、きっと興味をもてるようになるでしょう。
たとえば、ジャン・クリストフ・ナポレオン(wikipedia)というボナパルト家の子孫が今もフランスにいるんですよ。
なかなかのイケメンです。隣はバイクに跨るご先祖様。
彼をキッカケに興味をもって、さらにさかのぼっていってナポレオンを学ぶ。そんな勉強法もアリです。
といっても、八木さんのこの提言は、残念ながら番組では一蹴されてしまいました。
「天然芸人がまた何かいっている」程度で終わりました。
残念ですが、私は「すごい、いいことおっしゃっている」と思いました。