2010年08月23日

ユーゴスラビア内戦2 サッカーで考えるユーゴスラビア

ユーゴスラビアは複雑すぎるので、わかりやすい題材としてサッカーの代表チームを元にさかのぼって考えてみます。

★2010南アフリカワールドカップに出場した旧ユーゴのチームは2チーム
@スロベニア・・・1991年 ユーゴスラビアから独立
Aセルビア・・・2006年 セルビア・モンテネグロから平和裏にモンテネグロが独立

2006-2007年 イビチャ・オシム、日本代表監督に就任

★2006ドイツワールドカップに出場したのは2チーム
@セルビア・モンテネグロ・・・2003年 国名を新ユーゴから変更
Aクロアチア・・・1991年 ユーゴスラビアから独立。日本は1次予選で戦い、引き分けました

2003-2006年 イビチャ・オシム ジェフ市原・千葉の監督に就任

★2002日韓ワールドカップに出場したのは2チーム
@クロアチア
Aスロベニア

2001年 マケドニア紛争
1999年 - 2000年 コソボ紛争

★1998フランスワールドカップに出場したのは2チーム
@(新)ユーゴスラビア・・・1992年に「ユーゴスラビア連邦共和国」(新ユーゴ)設立。実態はセルビア・モンテネグロ。ストイコビッチ2度目のワールドカップ
Aクロアチア

1994年-2001年 ストイコビッチ、名古屋グランパスエイトでプレー

★1994アメリカワールドカップ 出場チームなし

1992年-1995年 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争
1991年-1995年 クロアチア紛争
1991年 スロベニア紛争

★1990イタリアワールドカップに出場したのは
@(旧)ユーゴスラビア・・・崩壊直前の「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」。各共和国が独立する気運が高まったのがこのあたりで、翌年から独立ラッシュとなります
旧ユーゴ最後の監督があのイビチャ・オシム。ストイコビッチはこれが初のワールドカップで大活躍

これだけ分離・独立してもそれぞれがワールドカップに出場してくるのですから、どれだけ人材豊富なんだと思います。

考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)

考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)

  • 作者: イビチャ・オシム
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/04/10
  • メディア: 新書


ラベル:スポーツ
posted by すぱあく at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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