2019年04月09日

紙幣刷新。1万円札は渋沢栄一に!

Eiichi_Shibusawa.jpg令和改元に合わせて、紙幣も刷新されるそうです。1万円札の人物は、何度か候補にあがったことがあるものの、これまで採用されることはなかった渋沢栄一(1840年〜1931年)です。

これは個人的には二重に嬉しいニュース。一つ目の嬉しさは、渋沢栄一が埼玉県出身者であること。これから深谷市はフィーバーですな

もう一つの嬉しさは、彼が経済人(ビジネスマン)であったこと。日本社会ではなぜか、「稼ぐ」「お金を儲ける」ということが「悪い」「はしたない」みたいな風潮があるんですよね

だから、大久保利通よりは西郷隆盛の方が人気があるし、逆に大阪経済の立役者である五代友厚がマイナーだったりする。3人とも薩摩藩士なのに、人気・知名度に天地の差があります

現代でも、ホリエモンや前澤友作は「成金」というイメージが強いし、孫正義や柳井正でさえ「山師」ポジションで語られることが多いですよね。

……えっと、世の中の仕組みを変えている人たちですよ。もう少し尊敬されても良くない?

理想を実現していくにはお金は必須アイテムですから、決して悪いことではないのです。ぜひ渋沢栄一が再評価されるにつれ、そういった風潮も改まっていくことが望まれます。

ちなみに、5000円札は津田梅子、1000円札は北里柴三郎に決定。これで津田塾大学、北里大学もフィーバーですな。


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2019年02月02日

福井県の歴史系イベント

12月
31日(火) ・除夜の鐘(永平寺)

11月
中旬〜 ・ファンタジックイルミネーション〜光の国のアリス〜

10月
初旬 ・丸岡古城まつり


9月
1日(日)〜4日(水) ・敦賀まつり

8月
下旬 ・越前朝倉戦国まつり
中旬 ・越前おおの城まつり

7月
13日(土)〜15日(月) ・金津祭
中旬 ・越前夏まつり

6月
23日(日)〜29日(土) ・高浜七年祭

5月
19日(日)〜21日(火) ・三国祭
2日(木)〜3日(金) ・お城まつり

4月
1日(月)〜20日(土) ・丸岡城桜まつり

3月
2日(土) ・お水送り

2月
23日(土)〜24日(日) ・勝山左義長まつり
17日(日)〜3月3日(日) ・若狭高浜ひなまつり
15日(金) ・水海の田楽能舞

1月
27日(日) ・勝山年の市
19日(土)〜3月24日(日) ・春を彩る越前おおのひな祭り
15日(火) ・敦賀西町の綱引き
1日(元旦) ・古式鍛錬「初打ち」


情報提供:福井県観光連盟「ふくいドットコム」


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2019年02月01日

山口県の歴史系イベント

12月(予定)
浮石義民法要
しめなわ祭
山頭火生誕祭
河渡祭

11月(予定)
山口天神祭
下関さかな祭
鞍掛城まつり
萩時代まつり
宇部まつり
稲穂祭(きつねの嫁入り)

10月
10月〜11月の日・祝日10:00〜15:30(10月28日を除く) ・長府毛利邸 甲冑・官女着付体験
27日(日)〜28日(月) ・生見八幡宮 秋祭年祭奉納神楽

9月
28日(土)〜29日(日) ・周防一の宮玉祖神社例大祭(占手神事)
1日(日) ・別府弁天まつり

8月
31日(土) ・日積八朔大踊り
24日(土)〜25日(日) ・しものせき馬関まつり
13日(火) ・関門海峡花火大会

7月
下旬〜8月上旬 ・貴船神社夏祭り
30日(火) ・鹿野天神祭
17日(水) ・幽霊まつり
15日(月) ・耳なし芳一まつり

6月
2日(日) ・幕末維新の道と昭和路地裏散歩

5月
25日(土) ・たぶせ・城南ホタルまつり
1日(水)〜5日(日) ・萩焼まつり

4月
4月〜11月(6・9月運休) ・萩・長門峡観光遊覧船
14日(日) ・維新・海峡ウォーク
1日(月) ・防府天満宮勧学祭

3月
24日(日) ・萩の酒まつり
24日(日) ・百手祭
3日(日) ・平家雛流し神事
1日(金)〜11月30日(土) ・萩八景遊覧船

2月
16日(土)〜24日(日) ・城山歴史公園桜まつり
3日(日)〜年4月30日(火) ・しものせき女子旅キャンペーン


1月
1日(火・元旦) ・岩国藩鉄砲隊初放し
〜3月31日(日) ・やまぐち維新さんぽ

情報提供:山口県観光連盟「おいでませ山口へ」


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2018年12月28日

『鯨分限』(伊東潤)

『鯨分限』(くじら ぶげん、伊東潤)。幕末の紀州太地を舞台に、捕鯨を生業とする人々の生き様を描いた小説。


あれっ、「太地(たいじ)」って、何か聞いたことがあるなぁ。それもそのはず、連日報道されているIWC(国際捕鯨委員会)脱退によって捕鯨再開に沸いた「和歌山県太地町」のルーツだから。

この小説を読めば、太地が捕鯨を始めたのが最近の話じゃないことがわかります。軽く400年以上の歴史があるんです。しかも、江戸時代において捕鯨がもたらす富は莫大なものだったことも描かれています。なにせあの巨体です。一頭しとめれば、肉から油から相当な財産になります。全盛期には漁師である彼らが、財政難にあえぐ藩にお金を貸すほど潤っていたそうです

その一方で、生活の糧を与えてくれる鯨をしっかり敬い、畏れながら漁を行っていたことも描かれています。決して、「ヒャッハー、鯨めっ!」という狩りをしていたわけではないようです。太地の人々にとって、捕鯨は文化であり信仰とも言えるのかもしれません。

とはいうものの、反捕鯨団体からすれば、「捕鯨=悪」であり、太地はさしずめ「悪の巣窟」というイメージなんでしょう。ここには、決して交わることのない主張の相違があり、話し合いでの解決はほぼ不可能です。
(>_<;) 世界から戦争や紛争が絶えない理由がここにもあります。


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2018年01月02日

『風雲児たち〜蘭学革命篇〜 』、先人たちの情熱と使命感に心震えた

昨日、NHKで正月時代劇『風雲児たち〜蘭学革命篇〜 』(脚本:三谷幸喜)が放映されました。いや〜本当に見ごたえがありました。
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これは前野良沢(演:片岡愛之助)、杉田玄白(演:新納慎也)、中川淳庵(演:村上新悟)といった医学者たちが、オランダ語で書かれた医学書『ターヘル・アナトミア』を苦心惨憺の末に翻訳し、『解体新書』として出版を実現するまでの物語。

オランダ語の辞書が存在しないため、暗号解読のような手法で一語一語、翻訳していく杉田玄白たち。それは気の遠くなるような作業。今の時代の私たちでさえ、辞書があったって外国語長文の翻訳は大変なのに……。

その苦労について杉田玄白は回顧録『蘭学事始』で、「櫂や舵の無い船で大海に乗り出したよう」「1年経ってもほとんど翻訳が進まず」と語っています

しかし、何度挫折しそうになっても翻訳作業を続けたのは、これが実現したら先進の西洋医学を導入できる、新たに助かる命があるという情熱と使命感からでした。そしてついに、1774(安永3)年、『解体新書』の出版を実現させます。先人たちの奮闘ぶりに心が震えました。


●外国語教育の「読み」「書き」中心主義の走り
見事に『解体新書』を出版させた杉田玄白たち。これにより日本の医術は飛躍的に向上することになりました。加えて、西洋の先進的な技術や学問に注目が集まり、人々は鎖国の眠りから覚め始めます。こうして討幕、近代化への流れが加速していくことになるのです。

さて、こうした成功例は日本の近代化を推し進めた一方で、現代にまで続く「負の遺産」も生み出したように感じます。それが外国語教育の「読み」「書き」中心主義です

日本人は英会話スキルがかなり低いことで有名ですが、それもそのはず。学校の外国語教育では「読み」「書き」が中心で、「会話」や「ヒアリング」が軽視されているのですから。

これはやはり、幕末、明治維新にかけて、西洋諸国の先進的な文献を翻訳し、富国強兵を実現させた成功体験があるからだと思います。それはとても素晴らしいことですが、それ以外が軽視されてきたことは残念なことです。さすがにそろそろ次の段階に移行してもいいのではと感じています。


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2017年04月18日

『江戸と北京』、中世アジア二大都市の比較にワクワクした!

2月18日から4月9日まで江戸東京博物館で開催していた『江戸と北京−18世紀の都市と暮らし−』。私も行ってきたので、そのレポートです。

北京は、現在の中国の首都ですが、遡れば元代(13世紀末)から中華世界の首都として機能してきました。人口規模は18世紀で100万人以上。影響力も含めて、中世アジアはおろか世界最大の都市でした。

一方の日本。鎖国して小さくまとまっていた感じがありますが、意外にそうでもない側面もあります。
とくに江戸
徳川家康が江戸幕府を開始した1603年当時、江戸の人口は10万人ぐらいと思われます。ところが、18世紀には100万人を突破。人口規模では、北京と同等だという……。日本と中国じゃ、国の大きさが全然違うんだよ。ちょっと、あり得なくね……

江戸と清朝の北京、そんな二つの都市を比較して、共通点や異なる点を発見していきましょうという趣旨が、この展覧会。実際、面白かったです。


●江戸時代と清朝、共通点が結構ある
江戸時代の開始は1603年。満州族の愛新覚羅氏が、北京に入城して中国支配を開始したのが1644年(清朝そのものは、1616年に建国)。つまり、始まりの時期が近いのです

江戸幕府は3代将軍・徳川家光の頃から鎖国を開始しますが、例外的に清朝とは長崎を窓口として交易を行っていました。二つの都市に共通の文化が育まれるのも当然といえましょう。

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「熈代勝覧」 江戸時代・1805年(文化2)頃 ドイツ・ベルリン国立アジア美術館蔵



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「乾隆八旬万寿慶典図巻」 清時代・1797年(嘉慶2) 中国・故宮博物院蔵【日本初公開】



往来する人々で賑わう江戸と北京の街並み。絵の構図も似ています。二つの街を比較するだけで、とてもワクワクしますね〜。

場内には江戸時代と清朝の対比年表もあって、わかりやすかったです。
江戸幕府が参勤交代などを行い、諸藩の力を抑制することで支配を確立したのと同様、
清朝も康熙帝、乾隆帝の治世で支配体制を盤石なものにしました。そして両朝は、長い太平の世を築くのでした。

絵画の他にも、陶磁器、衣服、書画、書物などを展示。共通点や異なる点を比較すると、楽しみも倍になります。

こうした海外の都市との比較をテーマにした展覧会は、実はあまり前例がありません。それだけに、とても新鮮でした。今後も、『江戸とロンドン』、『江戸とイスタンブール』といった展覧会が開催されることに期待したいですね


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