2013年09月22日

人の自慢話を聞く

かつて、ある会社員と商談していたときに体験した恐ろしい話です。
それまでの商談とは一切の脈絡がなく、その会社員は「私、東大出ているんですよね」と言ったのです。
私は、10秒ほど思考が停止しました。「あれっ? 俺、この人と東大の話してたっけ?」。そこから先のことは、あまり覚えていません。それほどショッキングな体験でした。

似たような体験は、無数にあります。
suneo.jpg・私は甲子園に出場したことがあってね。
・私は○○大学を出たあとに、△△という有名企業に勤めていてね。
・私は年収がすごくてね。
・私はIQが250以上もあってね。
・私はドイツ語でマルクスの原書を読んでね。
・私は帰国子女でね。
・私は女にもててね。
・嫁は美人でね。
・嫁の実家は資産家でね。
・この間、大臣と会食してね。

どうやら私は「人の自慢話を聞かされる属性」の人間のようです。
よっぽど人畜無害なオーラを持っているようで、彼らの自慢話の餌食になってきました。

若い頃は「なんでお前らの自慢話を聞かなあかんのじゃ、ヴォケ!!」と思っていましたが、最近は丸くなってきました。

人間は自慢したい生き物なんです。でも、普段はなかなか自慢できないんですよ。
例えば有名企業の場合、ほとんどが有名大学の出身者なので、大学そのものは自慢になりません。だから、社外の人を捕まえて、「俺って○○大学を出て、△△という有名企業に勤めているんだよ。ねぇスゴイでしょ。スゴイって言ってよ、ねぇ」ということなんでしょう。

冒頭で述べた会社員も、日々鬱屈していた感じでした。後で知ったことですが、その会社員は背任行為で会社をクビになったそうです。そう考えると、何だか気の毒に思いました。

彼らの満たされないプライドを聞いてあげるのも自分の役目なのかな、と最近は思うようなりました。
最近は慣れたもので、
・○○さんは頭脳明晰なんですね。
・○○大学を出ているんですか、スゴイですね。
・女性におもてになるんですね。
・スポーツ万能ですね。
・話術が巧みですね。
・お顔が広いんですね。

といったことを絶妙なタイミングで入れられるようになりました。

すると彼らは、「フフン」といった感じで胸をそらすのでした

まぁ喜んでくれているなら、それでいいか。
posted by すぱあく at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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