2012年04月01日

歌舞伎役者の屋号について

roh.jpg『ONE PIECE』にトラファルガー・ローという登場人物がいます。
彼は相手に「○○屋」と付ける特徴があり、ルフィを「麦わら屋」、キッドを「ユースタス屋」と呼んでいます。

彼がどうしてこのような呼び方をしているのかは、劇中で特別な説明がないのでわかりませんが、もしかしたら「歌舞伎ファン」なのかもしれません(笑)。

歌舞伎役者には皆、屋号があります。
たとえば、市川海老蔵は「成田屋」。松本幸四郎は「高麗屋」です。

歌舞伎座などで観劇するとわかりますが、客席の大向うから舞台上の役者に「ナリタヤッ!」「コウライヤッ!」といった掛け声がかかります。
歌舞伎では役者の名前を呼ばず、屋号で掛け声をかけることがルールになっているのです。

さて、歌舞伎の屋号の成り立ちについて触れます。
Okuni.jpg歌舞伎が出雲阿国によって広がりはじめたのは、江戸時代がちょうどはじまったあたり。つまり、17世紀初頭です。

それから、歌舞伎は庶民の娯楽として欠かせないものになっていきましたが、歌舞伎役者たちの身分は、「河原者」と呼ばれて非人扱い、つまり最下層にいました。住居も裏路地や横丁にあり、舞台の外ではひっそりと住んでいました。

しかし、庶民からの人気が上昇するにつれ、身分は最下層でも金に困らないほど力をつける役者も登場します。
そして、1708(宝永5)年、歌舞伎役者は町奉行所から「良民」と認められるようになりました。

それから、商家を倣って小さな店を出し、生活を安定させる役者も増えてきました。この頃から、役者仲間では、お互いの店の「屋号」を呼び合うようになり、それが今日まで続いていると考えられています。

では次回、テレビや映画で活躍している歌舞伎役者たちを「屋号」の面から見ていきたいと思います。


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歌舞伎の屋号を題材にした伝説的なネタ「中村屋」(グループ魂)


ラベル:歌舞伎
posted by すぱあく at 17:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、月見バーガーと申します。
ブログ記事、楽しく拝見させていただきました。(o^-^o)
歌舞伎の屋号のお話面白いですね。
実際にお店を出していたんですね。
どんなお店だったんでしょうか、とても興味があります

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また、お伺いしますんで^^...
Posted by 月見バーガー at 2012年04月01日 19:24
>>>月見バーガーさん
ご訪問ありがとうございます。次回は、お茶の間で人気の歌舞伎役者たちの「屋号」について触れますので、乞うご期待です。
Posted by すぱあく@管理人 at 2012年04月02日 04:04
相変わらずわけのわからんネタにはやたらと精通していますね。
ちなみに関西人から見ても関西弁で喋るコメンテーターとか自称識者とかは胡散臭く感じます。
Posted by ガンバ=レル大尉 at 2012年04月03日 23:17
>>>ガンバ=レル大尉さん

レル大尉!! 久しぶりの降臨、大変感激です!!
おっしゃる通りで、「わけのわからんネタ」にしかアンテナが反応しないんです。
これはもう性分でしょうな。
Posted by すぱあく@管理人 at 2012年04月04日 07:44
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