2011年08月09日

仕掛けたブームが見透かされてしまう時代

現在はネットだけの動きですが、すでにそうも言っていられないほどの動きとなっているフジテレビの一連の騒動。
槍玉に上がっているのが私の好きな韓国やK-POPであることが心苦しいですが、「どんどん大きくなれ」というのが本音です。
日本におけるK-POP5 成長期と今後の行方

今回の動きはフジテレビ批判で止まってしまう可能性がありますが、今回の出来事をきっかけにメディアへの抑止力が日本でも育ってほしいと願っています

今も昔も日本では残念ながら、政府やメディアの「監視勢力」がありません。
日清・日露戦争、太平洋戦争のとき、メディアは戦争を止めることはできず、戦勝を報告するだけ。戦況が悪化しても国民はその事実を知らないまま終戦を迎えます。日本のメディアは今も昔も「御用メディア」なんですね。

ですから、深刻な事故を起こした原発問題についても、メディアは何の抑止力になっていないわけです。

@政府 Aメディア B広告代理店というそれぞれが巨大な力を持っている勢力が一体となって、権力者側にいることが問題なのです。どれか一者、もしくはそれに対抗できる勢力が国民側にないと、権力者側のやりたい放題です。そして、日本はこれまでそのように統治されてきました。

やりたい放題のひとつが広告代理店が仕掛ける「ブーム」です。きっと多くの人が現れては消えるブームに違和感を感じていたのでしょう。それが今回のフジテレビ事件でついに爆発したわけです。「人を舐めるのもいい加減にしろ!」と


●それって無理やりじゃありません?って感じだったブーム
1993年、「恐竜ブーム」というのがありました。その年に『ジュラシック・パーク』『REX 恐竜物語』という、恐竜をテーマにした映画が2本あるだけで、恐竜ブームだというのです。それはムチャクチャですやろ。(しかも、監督の角川春樹氏はこの直後に麻薬所持で逮捕されてしまうし・・・)


Second_Life.jpg2007年には「セカンドライフ」ブームというのもありましたね。オンラインのバーチャル空間で、アバターを操って交流し合うものです。このときは広告代理店首位の電通が主導で、パブリシティに努めていました。

当時は、各メディアが「今、セカンドライフがブーム!!」とやっていましたが、実際はそれほど流行っていなかったのです。可能性は目を見張るものでしたが、それでも日本人にはとっつきにくい文化でした。
これなんかは「実態のないブーム」の典型だったと思います。



昨今の「婚活ブーム」「○○女子」なんかも、もうええっちゅうの!という感じがありますね。


●ブームを起こすときのパターン
広告代理店が仕掛けるブームにはパターンがあります。「乗り遅れたら大変ですよ」という煽りです。
・ダイエットしないと、もてませんよ
・小顔でないと、もてませんよ
・結婚しないと、人間として一人前ではありませんよ
・パソコン使えないと、就職できませんよ
・いい大学を卒業しないと、幸せになれませんよ

人の欲望は、他者との比較で生まれることがほとんどです
・会社の同期に遅れを取りたくない
・あの子が結婚したのなら、私もしなきゃ
・近所の○○子ちゃんは子供ができたっていうじゃないか、お前はいつになるんだい?

人は煽られるとノックアウトしてしまいます。広告代理店はそのことをよ〜く熟知しているんですね


●ネットの普及によって、過去のパターンは崩れた
広告代理店が仕掛けてきたブームは、大量生産&大量消費の時代にマッチしました。広告が文化の代名詞だったのも事実です。カップヌードルのCMなどは芸術的とすら感じます。
いつの時代も素晴らしいセンス、日清カップヌードルのCM

しかし、ネットの普及によって、情報伝達の手段は革命的に変化しました。かつてなら「実態のないブーム」でも大量の広告宣伝を投下することで、「本当のブーム」にしてしまうこともできたでしょうが、今は逆にうさん臭さが増すだけです。今回のフジテレビ事件は、まさにその象徴でしょう。


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posted by すぱあく at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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