2011年04月14日

ラーメン大好き「小池さん」

「ドラえもん」は今も子供たちの人気者ですね。さらに30代以上の方なら「オバケのQ太郎」や「忍者ハットリくん」といった他の藤子不二雄作品も見て育ったのではないでしょうか。
さて、それらの作品に脇役ですがよく出てくる人物がいます。それがラーメン大好き「小池さん」です。

koikesan.jpg自分でいうのもなんですが、私の容姿は「小池さん」に似ています
子供の頃、小池さんを見て他人には思えませんでした。

特徴として
 ・いつもラーメンを食べている(私も相当なラーメン好き)
 ・天然パーマ(これも同じ)
 ・メガネ(あっ、これも同じだ)
 ・垂れた眉毛(うぬぅ、これも同じだ)
 ・締まりのない口(さすがに、これは違うかも)

suzuki_shinichi.jpg小池さんには、しっかり実在のモデルがいます。
この方がモデルの鈴木伸一さんです。あれっ、小池さんじゃないの?

鈴木伸一さんは現在、杉並アニメーションミュージアム館長というお立場です。
東京都杉並区といえば、漫画家やアニメーターが多く住んでいる町。実は鈴木伸一さんもプロのアニメーターで、藤子不二雄の古くからの友人なんです。

鈴木さんは長崎県出身で中学卒業後に上京し、下宿しながら会社員として勤めます。この下宿先の表札が「小池」でした。

鈴木さん本人もラーメンが好物で、藤子不二雄は「小池さん家に下宿しているラーメン好きの鈴木さん」を忠実に再現して、「オバケのQ太郎」に登場させました。しかし、読者からはいつの間にか「小池さん」と誤解され、それがそのまま定着したのです。

その後鈴木さんは、あのトキワ荘(豊島区)に引っ越し、1956年「おとぎプロ」にアニメーターとして入社。
おとぎプロ退社後は、藤子不二雄(藤子・F・不二雄、藤子不二雄A)、石ノ森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫らとスタジオ・ゼロを設立。テレビアニメ制作を中心に活動しました。
スタジオ・ゼロの解散(1971年)後は、コマーシャルや番組タイトルバックなどの製作を数多く手がけ、1976年、カナダ国際アニメーション・フェスティバルに作品が入選しました。

現在でも数々のアニメ作品に精力的に関わっており、近年ではユネスコ・アジア文化センターの識字教育、環境問題アニメ「ミナの村シリーズ」の演出を手がけるなど、世界的にも著名なアニメーターになっています。

hoa.jpgさて、マンガの中の「小池さん」の方はどうなったか。
「オバケのQ太郎」に初登場後、藤子・F・不二雄、藤子不二雄Aの両方の作品に顔を出すようになります。
●藤子・F・不二雄作品
「パーマン」「21エモン」「ドラえもん」「キテレツ大百科」など
●藤子不二雄A作品
「忍者ハットリくん」(ケン一のクラスの担任としてレギュラー出演)「笑ゥせぇるすまん」「魔太郎がくる!!」など。
「ホアー!! 小池さん」のような主役作品まであります。

さらには石ノ森章太郎や赤塚不二夫など、他の漫画家作品にも登場しています。

このように多くの作品に登場していくうちに、「小池さん」は脇役ながら、強烈なインパクトを放つようになります。そして、極めつけはシャ乱Q「ラーメン大好き小池さんの唄」(作詞:つんく♂、1992年)という歌をつくります(2000年に「新・ラーメン大好き小池さんの唄」としてリメイク)。


シャ乱Qは、この曲で第2回NHK-BSヤングバトル全国大会・グランプリを受賞し、メジャーデビューを果たします。
つんく♂は後にヒットメーカーとしてビッグになりますが、その第一歩はなんと「小池さん」なのです。「小池さん」に福があるのは間違いありません!!

posted by すぱあく at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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